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最後の決戦の時…結果的には、誠侍の一撃が勝負を決めたが、英二の一撃は誠侍の肋を折り、肺を1つ危ういものにしていた。
「英二…か」
「まあ、済んだ事だ。気にしたって仕方ない。あっちでうまくやってるだろ」
そう言って、沼田は窓の方を向き、空を見上げた。
「物思いにふけるとは、お前らしくないな」
「ふっ、それもそうだな」
再び誠侍の方を向く。
「それはそうと、お前、これからの事、何か聞いたか?」
「これからの事…?」
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