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「初めまして、坊や達。私は、蛇神要[へびかみ かなめ]っていうの、よろしくね。でも、本当2人ともかわいらしいわ。食べちゃいたい」
ジュル
蛇神は喋り終わると、舌を出して唇を舐めた。
うっ…なんだこいつ。
「で、政府軍の高官様が何の用だ?」
引いている誠侍を横目に、沼田が皮肉を言う。
「あら?私、政府軍って言ったかしら?」
「言わなくてもわかる。森岡の見舞いに来るのは、俺か政府の奴らだけだからな」
この2人…絶対反りが合わないな。
誠侍は、ほんの少しのやり取りで、沼田と蛇神の性格が合わない事を感じとった。
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