第一章(1)-星詩-

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学「おはよう、母さん。」 学は朝ご飯を作っていた母にあいさつした。 母「おはよう、学。珍しく今日は早いのね。雨でも降るんじゃないかしら?(笑)」 母は珍しい物でも見るような目で学をからかった。 学は声をあげ、でも嬉しそうに言った。 学「当然でしょう!今日は中学の卒業式だよ!俺の晴れ舞台だよ!さすがに遅刻する訳にもいかんでしょう。」 母「フフっ、確かにそうね。じゃあ早く学校に行って、クラスのみんなを驚かせたら?」 イタズラっ子全開で、母はおもしろそうに言った。 学「そんな子供じみた事しないよ(笑)。あっ、そうだ母さん。今日卒業式の後に、クラス対抗のボーリング大会する事になったから。」 母「あらっ、そうなの。夜ご飯はどうするの?作っておく?」
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