第一章(1)-星詩-

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学「うん、そうするよ。」 「わかったわ」と母は言った。そうこうしているうちに、時計は7時半をまわっていた。 学「じゃあ、そろそろ行きますか…。」 学は学校へ行く準備を始めた。 母「あーあ、学の中学服も今日で見納めかー。格好良かったのに。」 学「もう、いつまで言ってんの。昨日もずっと言ってたでしょう。もう行くからね。」 母「もう、いいじゃないのよ。」 母は恨めそうに学を見つめた。 母「フゥ、もうあきらめますか…、いっらっしゃい、学。」 学「行ってきます。母さん。」 バタン。 そうして、最後の平穏な朝は終わりを告げた…。
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