4878人が本棚に入れています
本棚に追加
「まぁまぁナタリ―さん、そんなに責めないであげて下さいよ。おれが強かった……ただそれだけのことですから……」
レインが勝ち誇った顔で腕を組んでナタリーに言う。漫画だったら、後ろに「キラキラ」の絵と「キラーン」という文字が書いてあるような感じだ
しかしそんなレインを見ててナタリーはレインにも手厳しかった
「何を言っているレイン!本来なら、お前がウインドの魔法で体勢が崩された時点で負けていたんだぞ!リーシャがあの時大振りで隙があったからいいものを……」
「まぁそうなんスけど……」
レインはさっきの様子とは一変してバツが悪そうに頭を掻いた。するとリーシャは追い討ちをかける
「そうだよ!それに私はいつも弓が得意で木刀なんて使ってないんだから……剣が得意なレインが有利なんだから勝って当たり前、でしょ?」
「そうゆう事だ。現にレインは弓のリーシャに一度も勝ったことないだろ?」
「……調子乗ってすんませんした」
レインはもう余計な事は言わないと心に誓い、素直に謝った
最初のコメントを投稿しよう!