SCENE1 レインとリーシャ

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「まぁまぁナタリ―さん、そんなに責めないであげて下さいよ。おれが強かった……ただそれだけのことですから……」 レインが勝ち誇った顔で腕を組んでナタリーに言う。漫画だったら、後ろに「キラキラ」の絵と「キラーン」という文字が書いてあるような感じだ しかしそんなレインを見ててナタリーはレインにも手厳しかった 「何を言っているレイン!本来なら、お前がウインドの魔法で体勢が崩された時点で負けていたんだぞ!リーシャがあの時大振りで隙があったからいいものを……」 「まぁそうなんスけど……」 レインはさっきの様子とは一変してバツが悪そうに頭を掻いた。するとリーシャは追い討ちをかける 「そうだよ!それに私はいつも弓が得意で木刀なんて使ってないんだから……剣が得意なレインが有利なんだから勝って当たり前、でしょ?」 「そうゆう事だ。現にレインは弓のリーシャに一度も勝ったことないだろ?」 「……調子乗ってすんませんした」 レインはもう余計な事は言わないと心に誓い、素直に謝った
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