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「お母さん…」
泣きながら麗嘉は母を何度も呼んだ
そんな麗嘉の頭を、母は優しく撫で続けた
「母さん…と麗嘉!?玄関で何やってんの…?」
麗嘉たちのところに、麗嘉の兄の大樹が来た
大樹は突然の麗嘉の涙に驚いている…
「麗嘉もう大丈夫よ…家に入りましょう」
「…うん」
母はニッコリと笑いながら麗嘉の手を引いた
麗嘉は自分の手で何度も何度も赤くなった瞳を拭いた
大樹もいつもなら、麗嘉を馬鹿にするが、今は大樹も心配そうに麗嘉を見つめていた
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