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そのうち、
段々パパの元へ長時間預けられるようになり、
母はたまに
帰ってくる
ぐらいにまでなった。
寂しくなかったと言ったら嘘になるが、
幸い、騒がしい
叔父さんらがいたし、
叔父さんらの後輩や友達に可愛がってもらってたから寂しさを感じる時間はなかった。
そんな中、
一番可愛がってくれた
後輩が死んだと叔母さん(当時17)から聞いた。
のぶ達(族のみんな)と
走ってる時に
パトカーに追われ、
高速道路に逃げ込んだ。
運悪く、
入った入口は
高速から
出てくる線だった。
逆走。
後輩はそこで亡くなったらしい。
お通夜に行った
のぶ、叔母さん(えみ)らは、後輩のお母さんにこう言われたらしい。
「あの子に花や場所で思い出したり、手も合わせないでね。あの子出てきちゃうから。」と。
この話を聞いた私は
悲しかったけど、
怖かった。
この事件があってからは
しばらくは
のぶは暴走を控えてた。
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