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男の名前は桜井さん。
既婚していた。
金持ちで地主。
最初は
お金くれたり、
ご飯連れてくれたりしてて、悪い気はしてなかった。
だけど、
母は日を追うごとに
帰らない日があったりした。
あの頃は無情に寂しくて、一人布団の中で泣いてた記憶がある。
ついにはまったく
帰らなくなった。
心配したパパは
連絡をとったみたいだけど、相手にされず、
パパ曰く、
「はるか(母)が監禁されてるぞ!!」と言っていた。
だけど、なすすべがなく、
ただひたすら
帰ってくるのを
待ちわびてた。
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