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「よっ妖精?王子?つうか何で人形がしゃべってるの?私とうとう頭おかし」
舞光がしゃべってる途中で
「われは人形ではない、妖精なんだからあたりまえだ。」
「・・・本物の妖精?」
「いかにも。」
「・・・えっえーーー。」
舞光は驚きを隠せないまま大声で叫んだ。
すると、
ガタガタ
お母さんが上がってきて
ガチャ
「舞光どうしたの?」
まだお父さんが会社に行ってなかったから、廊下でやさしい母を演じていたが、
部屋に入ってドアを閉めたとたん
「うるせーんだよこのくそガキ和ちゃんに迷惑がかかるだろうが静かにしてろ」
と言って部屋を出ていった
ちなみに和ちゃんとは
舞光の義理のお兄ちゃん
久保井和也のこと
「舞光はあのババァが嫌いなのか?」
「えっなんで?」
「妖精は人間の心が読めるんだ。」
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