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「ふーん。とにかくエトがうちに来たことが証拠だもんね。」
「そういうことだ。」
「それよりさぁエト。」
「なんだ?」
「服着ればカゼひくょ」
「あっ」
エトは顔を真っ赤にして
「み・た・な。」
「みたよ」
「われは誕生して1週間で人間界に転送される、まぁ手に持っていれば大丈夫だが、われは王子だからあえて持ってこんかった。」
「持ってくればいいのに」
「無礼者われにあんな重いものをもてというのか」
「本当自分ほんいだね。」
「うんっなんだ。」
「ううんなんでもない」
「でもさぁ女の子と男の子って同じように転送されるの?」
「違う。おなごの場合は生まれて2日ぐらいでカプセルに入れられて3日ぐらいでつくだから服は脱げない。」
「ふーん」
と言いながら押し入れのふすまを開いていた
ガサガサガサ
「あれ、ここらへんに・・・・・あっあった。」
舞光が押し入れから取り出したのは、リカちゃん人形
「はい、これ着て今日のところは。」
「おなごの服を着れと申すか」
「しょうがないでしょこの服お気に入りだったんだからもんく言わずに着て。着ないとカゼひくょ。今度新しいの買ってあげるから。」
「当たり前だ。」
「・・・・・・・お前好きなやつとかいるのか?」
服をきながら舞光に聞くと
「いるわけないでしょ、だいたい今日入学式なんだから」
「行かなくていいのか?」
「そりゃいかないといけないだろうけど、私顔こんなに腫れちゃってるし」
「そうか・・・・・われの力をかしてやろうか?」
「力ってなに?」
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