127人が本棚に入れています
本棚に追加
私は、このとき人生で初めて
『後悔』
『人の大切さ』
『あっけなく、もろい死』を
無意識の内に
脳からではなく心から感じていた。
後悔…
どうしようも取り戻せない事と頭で分かっていても
ゆきおとの日々が
当たり前の日々になっていたので執着心があり
そんな自分に自己嫌悪を抱く。
『ああすれば良かった。こうすれば良かった』と………
人の大切さ…
側に居るのが当たり前だった。
当たり前の事が
ゆきおを失って
こんなに大切だったと気付いた。
側にいる人の大切さも意識して考えれば
感謝の気持もあっただろう。
あっけなく、もろい死…
ゆきおと一緒にいる時間
全て夢のように死とともに
崩れ去る
思い出としか残らない。
最初のコメントを投稿しよう!