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(ブォッ~ンン🚗)
(パッパーパパッー🚗)
「おーい!みえ!!」
公園で泣きつかれて
抜け殻のように
ボーとしていた私は
車のクラクションの音さえ気付かない…
(パパパーパッパッー🚗)
(パーーー🚗)
「みえー!!!」
それでも気付かない…
(ガチャッ)
様子がおかしいと
気付いたのか
車から降りてきた。
「みえ…大丈夫か?」
そう言って隣りに座った。
そして少し微笑んで私の頭を
ポンッポンッと撫でるように触り
「ゆきおが待っているぞ…
お前、顔がグチャグチャ!
そんな顔で
あいつに会いに行くと嫌われるぞ!」
私は首を縦に振ることしか出来なかった。
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