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日が暮れてきた
肌寒い夕方6時…
ゆきおが住んでいた
一軒家の実家は
田舎だけあって
辿り着くまでに山がある。
その峠を越えて行くと
家の正面は
漁船の船が停まっており
潮風の匂いがする
青々とした
綺麗な海。
「着いたぞ…」
しんじ先輩はそう言って
先に家の前へと降ろした。
(パタンッ)
車から降りた私は
目の前にある ゆきおの家を
見上げた…
玄関の前には立派な花輪が
いくつも飾られていた。
そして葬儀の家の中へと
静かに歩いて行った‥
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