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「ぅわぁぁぁぁぁん!!!!!!!」(泣)
「うゎぁぁぁぁぁん!!!!!!!」(泣)
ずっと‥‥
ずっと‥‥
声を出して泣いていた。
声が嗄〈か〉れるほど………
涙が枯れるぐらい………
(とんとんとん……)
おばあちゃんは黙ったまま
背中を優しくずっと、たたいていた。
時間にすれば30分は
泣いていただろう…
そして私は、静かに口を開く。
「友達が死んだ…」
「大切な‥友達が…死んでん‥」
おばあちゃんは夜中の電話が、自殺した
ゆきおだと知らずに話し掛けてきた
「夜中に家に電話をかけてきたお友達は
スグに、みえちゃんに知らせたかったんだね。その電話だったんだね‥」
「えっつ!」
(夜中に電話?)
(誰から?)
「うちに?!誰から電話やったん?」
何かおかしいと思い
問い掛けた。
「お父さんがでたから
誰からかは分らないよ」
(えっつ?!)
その話を聞いて私は
仕事中の父親に
確認の電話を掛けた。
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