ドラキュラの登場†

1/3
63人が本棚に入れています
本棚に追加
/574ページ

ドラキュラの登場†

時は1094年十字軍遠征の時代、常勝と言われる騎士団がいた。   何者も恐れぬ勇気と、比類なき戦闘能力を持つ“レオン・ベルモンド”…   教養が疎んじられる騎士社会において、異彩を放つ天才戦術家“マティアス・クロンクビスト”…   彼らは互いを信頼し合い、堅い友情で結ばれていた。   だが、マティアスは最愛の妻の突然の他界によって変貌する。あれほど優しかった彼が神を憎み、人間を憎むようになる…自分の人生の全てだった最愛の妻を病死と言う形で奪い去った神を…そして、それを信仰し続ける愚かな人間に…   そしてマティアスも妻と同じ病に伏せる。妻と同じ運命を辿るマティアス。だが、彼はそのままで終われない。神に一矢報いるまでは…   マティアスは迷信にある“ヴァンパイア”の力を手に入れる。不老不死の力を持つヴァンパイア…   レオン・ベルモンドはそんな彼を止めようとする。自らの最愛の女性の魂の宿った聖なる鞭“ヴァンパイア・キラー”を手に。image=247610890.jpg
/574ページ

最初のコメントを投稿しよう!