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晴れ渡る空。
雀ちゃんの声が心地いいねっ!! グゥッ、モーニィイィィィングゥゥゥゥゥッ!!!
さあ箒を持って出掛けようじゃないか!! 庭、もとい玄関掃除に。
・・・・・・サッサッサッサッサッ ふぅ、まああらかた掃き終わったかなっ。
「あっ!! おっはよーございま~すっ!!!」
ありゃ珍しいなあ、こんな朝早くに 誰だろ?
「お~アリスちゃんか おはよう、どうしたの? 今日は早いんだね。」
「えっとね、今日は一限から授業なんだぁ。」
うは~ 笑顔が眩しいぜっ!!
朝から元気いっぱいな彼女はアリス=バスカヴィル、住人さんの一人でショートカットの金髪は天然物、西洋美人なのに日本語ペラペラ。
「そっかそりゃ大変だね。 ならそろそろ行かないと遅刻するよ。」
「うんうんっ!! じゃっ、行ってきま~す♪」
・・・パタパタ走ってっちゃったよ、転ばないか心配だなぁって、うおっとぉぉっ!!!
「アリスちゃ~んっ、尻尾尻尾~っ!!!」
彼女の背後、飛んだり跳ねたりフサフサの尻尾、きっとモフモフなんだろうなぁ。
「はえっ!? あぁぁっ、本当だぁっ!! 和にぃありがとぉ~。」
ははっ、そんなに振ったら手が抜けちゃうよ。
でもよかった気付いてくれて、しかしあれで大学生なんだからびっくりだよ。
・・・えっ、びっくりするところがおかしい!?
こんなことはもうなれちゃったし、いちいち驚いてたら此処、彩姿荘(あやしそう)の管理人なんてできやしないよ・・・。
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