第二章"rock band・・?"

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 今日来てくれた信者達は、ざっと二十人。だいぶ増えてきました。  …なんだか、うれしい。  私は周りを見ていたら… 「あれ?…クラウン様今日は、[ミサ]をやるんですか?」  私は不意にクラウン様に聞いた。 「ああ、そうだよ。よくわかったな」  クラウン様は少し驚きながら、私の顔を見た。  教会内に、「アフロ」「モヒカン」「スキンヘッド」がいると、その日は必ずミサをやるのでした。  ミサとは、太陽神インドラを讃える五曲の歌を歌い、感謝の気持ちを伝える儀式の事。  毎月不定期に行なうから、私用は、全て中止になってしまう。 (…やになっちゃう今日は、なんて言い訳しよう…合コン)    …でも、何でこの三人がくると、ミサをやるのかというと…  クラウン様はこの三人と、ロックバンドを組んでいて、ミサで歌われる曲を全てやっているのでした。  …でも、なんだか神様に失礼なような?… 「インドラ神はすべてに平等だから、決まりや定則にこだわらないんだぜ」  ってこの前、クラウン様に言われてしまいました。  これで、いいのかな?  近所迷惑に、なりそうなきもしたが…  公園の中に、あるから大丈夫…かな?    数分後、あの三人をのぞいて、他の信者達は、みんな帰って行きました。 「よ~し、エミリアさんからもらった、ジャガイモ料理いただくとするか。おまえらもくうか?」  クラウン様は少しのびをして、あの三人に聞いた。  アフロが立ち上がりこっちに近ずきながら、喋りだした。 「おれらはいいや、さっき食ってきたから。  ここで、チューニングとかやってるよ。  梅ちゃんと一緒に食べてきな」  アフロはそう言うと、小型のアンプをコンセントに差し込み始めた。  この三人組は、私のことを「梅ちゃん」と呼んで着ていた。  なんだか馴々しい。でも… 「そうか、んじゃ[梅干し]飯の支度だ」  クラウン様はお腹を擦りながらさいそくした。  こっちよりは、ましか… 「…あの…いつも言ってますけど、梅干しはやめてください」  私は困り顔をしながら、クラウン様の顔を見上げた。 「んな、細かいこと、気にしない、気にしない♪」  クラウン様はゲラゲラと笑いながら言った。  …まったく反省の色がないなぁ…  どうにかならないかな? (…はぁ~)  私は心の中で溜息を吐いた。  私は嫌々ながら、二階の食堂へと行きました。
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