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どたどたどた!!
クラウン様は階段を勢い良く駆け上がり、洗面台で手を洗い椅子に腰掛けた。
「んじゃ、いただきます♪」
クラウン様は子供のような笑みで両手を合わせて、大声で言った。
「いただきます」
私はゆっくりとお辞儀をしながら言った。
(さあ!食べよう♪
やっぱり、まずはジャガイモ料理から)
私はお箸でジャガイモを取り、口に運んだ。
(う~ん、美味しい♪)
やっぱりエミリアさんの料理は最高。本当に涙が出そうだった。
(食べてる最中だけど…、私が何でこの国にいるのか、話してませんね。
私は小学校を卒業と同時に、この国に来ました。
理由は、お医者様になるため。
この国の大学は、医療関係が優れていて今通ってる大学をでれば…
夢にまで見た、立派な医者にきっと…いや、絶対なります。
教団に入った理由は、番外編でたっぷりと語りましょう)
数分でもらった料理は無くなりました。
「ぷはぁ~、ごちそうさん♪」
クラウン様は膨れ上がったおなかをさすり、爪楊枝を取った…
まるで、おっさんだ。
「…ご馳走様」
私は食欲が失せたわけじゃないけど、もう、お腹一杯。
頂いた料理、本当に美味しかったなぁ~。
今度作り方教えてもらおうかな?
「それじゃ、リハの準備してるから、ここのかたずけが終わったら下に来いよ」
クラウン様はすっと、椅子から立ち上がり扉の方へ歩いて行た。
「わかりました。あとで向かいます」
クラウン様は、こちらを見て軽く手を振り、部屋から出ていった。
バタン
ドアが閉まり、クラウン様が階段をおりる音が聞こえた。
「ふぅ~これからか…」
私はエプロン着たまま、次にやることを考えた。
食器を洗って…
洗濯をして…
それから、今日の夕ご飯を作って…
「…なんかだか主婦みたい」
私はすこし「クス」っと笑いながら、食器とスポンジを手に取りった。
「さあ、はじめるぞぉ~」
私は鼻歌混じりで元気よく食器を、洗いはじめました。
…数時間後…
私はコンロの火を止めてやっと…
「…やっと終わったぁ」
食器はかずけたし、洗濯物も干した、今日の夕ご飯[カレー]もできた。
「それじゃリハーサルに行こっと」
私はエプロンを脱ぎ部屋から出て吹き抜けから下を覗くと、もう準備万端でした。
「急がなきゃ!始まっちゃいそう」
私が急いで下におりようとした途端…
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