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「…昔話じゃないなどっちかと言うと歴史…かな」
私は古い本の背表紙を見ながらぶつぶつと小さな声で言った。
ここは古い図書館、さっきの昔話はこの図書館にあるボロボロの古本、タイトルは不明…
私は本を[昔話]の欄に戻し図書館を出ていった。
私の名前は「梅原 杏」(日本人)
今年二十歳に成った現役の女子大生。
私が今いる国は日本から遠く離れた小さな国[アイル国]。
国土は小さいけども住み心地がよくとても良い国。
ただ、この国の西部には膨大な裏町が存在し、そこは治安が悪く国も対処が出来ないみたいだそうです…
…ちょっと恐いですね。
「あ!大変!」
私は街頭の時計を見てびっくりした。 もうすぐ約束の時間だったからだ。
私には必ず毎日行かなきゃ行けない場所がありました。
それは…教会
私は街道を急いで走り、公園にある小さな教会へと駆け込んだ。
今日、日曜日。
礼拝のある日なのでした。
「はぁ、はぁ…もっと早く出ていれば良かった…
あと五分しかないよ」
私は急いで教会の地下にある更衣室に入り、着替えを済ませた。
教団の服は真っ白な上着と、少し長めのスカート。
結構高そうだ…大事に着なきゃな…。
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