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夕夏はゆっくりこっちをむいて
優しく微笑む。
久しぶりに見る夕夏の笑顔
夕『ありがとう』
何に対してありがとう?
いろいろしてくれて?
一緒に居てくれて?
ねぇ…夕夏…
夕『……ね?和也』
少し首を傾げながら
夕夏は俺の大好きな笑顔で言う
和「…夕夏…!」
俺は強く夕夏を抱き締める。
すると
夕『かず…すーき』
いつもの子供っぽい喋り方に戻った。
べつに何に対しての
【ありがとう】でも良いや
きっと
いつか俺の事も忘れて離れて行くんじゃないかって思ってた俺に夕夏が言ってくれたんだ
どんな病気にかかろうと
俺が俺であるように
夕夏は夕夏なんだって事を。
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