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目が覚めるとチェシャ猫が
おなじみの怪しげな笑顔で
私を見てた
「チェシャ…猫」
『どうしたんだい?アリス』
チェシャ猫は私の涙を
拭いてくれた
「わっ私わ…」
言葉が詰まって出なかった
『…』
チェシャ猫は黙ってこっちを
見ている
「あ。あれ?帽子屋わ?」
やっと出た言葉がこれだった
でも確かにいない
『お茶会は終わったよ』
「帰っちゃったのか」
テーブルの上に置かれいる
お菓子に紅茶
『僕等のアリス…食べたいのかい?』
「いらない食べない絶対に」
もうむやみに食べない飲まないを
誓ったのでした
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