ジン

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ジン囲むように建っているビルに窓はなく、周りからは、完全な死角になっている。 あるのは、地下へと続く階段と、その奥にあるドアだけだった。 ジンは、その階段をタタン、タタンとリズム良く降りていった。 ドアを開け中に入ると、カウンターとその奥に酒のボトルやグラスが綺麗に並んで、その真ん中に一人の老人が立っていた。
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