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那夏side
拓哉「・・・那夏さぁ、何か自分を隠してねぇ??」
止めて………もう止めて…
もう思い出したくない…
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そう…―
あれは、あたしがまだ4歳の頃。
那夏「・・・・ママ―??」
あたしはママを探してた。
ママを見つけるとママに飛び付くように駆け寄っていった。
ママ「・・・・・・・たのに。」
那夏「・・・・・・え??」
那夏はピタリと足を止めた。
ママ「・・・・アンタなんか生まれて来なければ良かったのに!!!!」
ママはそう言って那夏を鬼の様に睨み付けた。
あの時は、ただその状況に着いてけなくて、ただただ唖然とするしかなかった。
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………もう思い出したくないのに……
那夏の頬には一筋の涙が流れた。
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