ソライロノカサ

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―――リリリリリリ 目覚ましの音が鳴り響く まるで生まれて初めて起きたかのように体が重い   紺色のカーテンの隙間から外を覗くと、まだ薄暗く、朝陽を迎えていないことを知り安堵する     ( ^ω^)「……行くかお」     カメラと三脚だけを詰めたリュックを背負い、家を出る   自転車に乗り込む前に空を仰ぐ   ( ^ω^)「今日はきれいな朝焼けが見られる気がするお」   僕は片足に力を込めて漕ぎだす あの公園へと、続く道を……
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