ソライロノカサ

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すっかり人のいなくなった町で、街路樹に囲まれた狭いアスファルトの下り坂の上を走り抜ける。 路面電車の終電が往ってからすでに数時間たっている線路の上 を走り抜ける時、自転車が何度か揺れ、荷物が気になってしまう。 水色のフレームが石橋を渡れば、すぐに仕事を終えた路面電車達の眠る前へ着く。 教会の前の下り坂を進めばもうすぐに着く、海の見える場所へ 。
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