プーニャンがやって来た

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“ゲッ”   僕は、この二人を見て思った。   この時間に来る“酔っ払い”は大抵、たちが悪いものだ。   店で吐いたり、いきなり暴れ出したりする。   そんな時は必ずと言っていいほど、僕が対応をさせられる。   「はぁ~」   僕が溜め息を付きながら、酔っ払いの対応しに行こうした。   その時。   梅田「ちょっと待った~」   と、梅田さんは僕を引き止めた。   僕「な、何するんですかー」   僕がそう言うと、梅田さんは不敵な笑みを浮かべ言った。   梅田「来たわ。ついに来たわ。あの“プープー女”を辞めさせる時が」   僕は、梅田さんのその言葉に嫌な予感をした。   僕「梅田さん。まさか」   梅田「その、まさかよ」   といい、梅田さんはプーニャンの所へ向かった   そして、梅田さんはプーニャンの前に着くと“酔っ払い”を指差して言った。   梅田「プーニャン。あのお客様を接客してくれない」   プーニャン「えっ、何でニャン」   梅田「私も坂本も手が放せないのよ。だから、お願い」   と、梅田さんは困ったふりをした   その小芝居に騙されたプーニャンは、溜め息をついて言った   プーニャン「仕方ニャイニャン」   プーニャンはそう言うと、メニュー表を持って“酔っ払い客”の方へ向かった。  
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