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「君可愛いねぇ~」
いつものように風香(ふうか)に男が寄ってくる。風香は呆れかえっていた。そしてにこっと微笑む。
風香「気のせいですよ!いい眼科ご紹介して差し上げましょうか?」
「え、いや気のせいとかじゃなくてマジで」
風香「あ!もしもし?木下先生?今お暇ですか?」
「ちょっと💦」
風香「今眼科紹介してほしい人がいまして~…」
「もういいよ💦」
男はそそくさと逃げて行った。
風香「ばぁ~か!」
風香は通話していない携帯をひらひらさせ舌を出した。
陽子「ごめん!ふぅ遅くなって💧」
風香「ホントだよ~」
陽子「ナンパされてた?」
風香「うん」
陽子「ごめぇん💦昼おごるよ💧」
風香「それで許す!さっ行こ!!」
陽子は幼なじみで小学校から今までずっと一緒だった。お互いに信頼しあい何でも話せる仲だ。
風香も陽子も大学一年で、同じ大学にいる。二人とも可愛かったが特に目立つのは風香の方だった。
ふわふわとした雰囲気を持ち、でもどこか凛としたところがあり街を歩けば男女問わずみんな振り返る、まさに注目の的だった。
陽子は女の子といった感じの可愛さを持ち、性格もおしとやかで風香ほどではないが普通よりはモテていた。
そんな二人は大学でも注目の的だ。
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