デジャブ

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タクシーは先にユイの部屋についた。 陽太に 『今日は俺の部屋に泊まらない?』 と聞かれたが飲みすぎて気持ち悪いため帰ることにしたのだ。 部屋のドアを開けて電気もつけずベッドに飛び込んだ。 ホッとしてすぐに寒気がする。 でもその寒気は体の不調や飲みすぎのせいではなかったのだ。 何者かがユイの体にのしかかっている。 余りの恐ろしさに体が震えたのだ。 部屋が暗いために相手の顔は見えない。 ユイは必死で抵抗したが相手は力強かった。 ついにユイの首に相手の手がかけられる。意識が薄くなる中、カーテンの隙間からこぼれた外の灯りが相手の顔を照らした。 あの目だった…・
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