0人が本棚に入れています
本棚に追加
ワタシは“可憐人形”
†.+.+.+.+.+.+.+.+.+.+.+.†
小さい頃の事思い出した
誰もワタシを見てくれないからワタシは自傷繰り返した
流れる朱は哀しみの色
気づかれないならお人形さんになり過ごすしか術はない
ワタシは自分の事可哀想なんて思った事はない
ただ、自分はお人形さんなんだって思ってただけ
お人形さんから出るのは綿ばかり
ワタシから出るのは朱い色の水だけ
どうしてみんなと違うの?
みんな綿しか出てこない
どうしてワタシは綿じゃなくて朱い色の水なの?
舐めてみても鉄の味しかしない
まみぃとだでぃがケンカすると同じ色の水が流れてた
ワカラナイ
ワタシと同じくらいの人間達と暮らすようになって気づいた
ワタシはお人形さんじゃなくて人間だった、と
悔しくて哀しくて泣きました
ワタシはそれでも自分はお人形さんだと思い続けた
最初は見てくれてもいずれは見てくれなくなる
それが嫌だからワタシは狂い続けた
ワタシはオカシナ仔?狂ってる?
お人形さんだからオカシクないよ?狂ってないよ?
ワタシは可愛くて美しい“可憐人形”
最初のコメントを投稿しよう!