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その日の夜、
ブルルル…ブルルル…
真由美から写メが送られてきたようだ。
「え?」
美喜はその写メを見て息をのんだ。
五歳位の、髪がボサボサした白い服の女の子がこちらを見ながら笑って居るのである。
美喜はあわてて真由美に電話をした。
「真由美!?今送った写メに白い服の女の子写ってない?」
「えっ?そんな子写ってないよ。」
「でも…写って…」
「どうしたの美喜?」
「ゴメン、真由美…今から会えない?」
「えっ?大丈夫だけど。」
電話の後、二人はファミレスで話をした。
美喜の身の回りにあった不可解な現象…
最初は、気のまわりすぎと思ったが、美喜の不安な口調に、徐々に現実味を感じてきた真由美は
「じゃ…、ウチの大学の心霊サークルの部長に見てもらう?その部長さんは見えるみたいだし…」
「…うん」
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