~柊 千秋、柊 亜紀~

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「なにやってるの、お兄ちゃん達は…早くご飯たべ…なきゃ。ってお姉ちゃんなにしてるんですかっ。」 うん終わった…状況的にくすぐられているだけなのに俺の上着は持ち上げられていて、亜紀姉は俺の下半身を向いているからなおわるい。 「千秋…違うんだ。これは違うぅ。亜紀姉やばい、色んな意味で。」 どうにか我慢している俺は神と呼ばれたい気分。 「ほらほら早く~……くすぐったいのかな?」 「もうー……千秋も…千秋も混ぜてーーー。」 飛び込んできた千秋。 亜紀姉がかわしたせいで、千秋の頭が俺の腹にめり込んだ。 「あ………アアアアアアアアアアアア。」 「お兄ちゃん泣いてないで食べよう……ね。」 泣くに決まっている。 姉に妹のいる前で…俺は……。 「ったく俊介。あんた、いつまでいじけてんのよ。終わったことをネチネチと。」 そう言ってご飯を食べてる…亜紀姉はいつもこんな感じだ。 しかし今日のは本当に酷い…本気で泣いた。 「さてとご飯も食べたし会社いくわね。二人ともじゃあねー。」 出勤だ、亜紀姉は高卒のOLだからね。早く行け馬鹿姉とか心の中で呟いた。 「あ…忘れてた。俊介…お詫びに夜は私が可愛がってあげるわね。」 笑いながら行ってしまった。身震いした俺でしたと。
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