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「千秋…ごめん。変なとこ見せて…。」
悪いのは堪えられなかった俺…あと始末も手伝わせたし…。
「も、もういいって。それに悪いのはお姉ちゃんだよ。」
どうしてこう姉と妹でこうも違うんだ…千秋は可愛い奴だ。後で抱きしめよう。
はあ…千秋はまともで本当に助かる。
料理は亜紀姉と俺だけど他のことは全部千秋に任せっきりだ。
千秋は優しい子だ…身内びいきをする気はないが、こんな妹を持った俺は最高に運が良い。
まあ基本的に亜紀姉も優しいし可愛いんだけどね…。
「それよりお兄ちゃん今日なんか用事ある?」
「特にないよ、俺は帰宅部のエースだからな…なんで?」
千秋はなんだ恥ずかしそうに頬を赤く染めながら俯いている。
「ならお兄ちゃん…千秋と買い物に行きませんか?」
少しドキッとしてしまう…いやよく買い物にはいくんですけどね。
千秋に彼氏なんてできたら間違いなく俺が八つ裂きにしてやるね、うん。
「だめ……ですか?」
不安気に俺をみる千秋…たまらない、今すぐにペロペロしたい。
けど当然するわけもなく俺は千秋の頭を優しく撫でた。
「いいよ、朝の詫びだ。今日はいくらでも千秋に付き合うよ。」
「う…うん。ありがとうお兄ちゃん…大好き。」
そう言って俺に抱きついてきた。
良い香りと女の子特有の柔らかい肌に感激した。
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