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こういうのは雰囲気が大事だよな。
手をわなわなさせる。
それに驚いてやっぱり無理なんて言ってくれたら助かるんだが…。
千秋は手を後ろに組んで目をつぶっていた。
さて…そろそろ覚悟を決めないとな。
気分的には乗ってきたが……。
考えても仕方ないな。
優しく…優しく両手で触れた。
肌白い千秋の胸はなんだか下着の上からだからコットンを触っているような感じがする。
「あうっ。」
千秋の声が漏れる。
「え、えっと手のひらに収まる感じでとてもいいと思います。」
なぜか敬語になってしまう。
「よかったあ。…でも小さいのは事実です。」
少ししょんぼりしてうつむく千秋……愛らしい子だ。
って俺はなに考えてんだ。
優しく千秋の頭を撫でる。
「千秋はまだ子供だろ。って俺も子供だけど……だから気にす……。」
カーテンの向こうから声がしたので慌てて手を離し隅にいき試着用の服で自分を隠す。
「…お客様…どんなかんじですか。」
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