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「最強ですがなにか?」
村にやって来た彼が、ギルドに入って最初に言った言葉。
防具はタロスシリーズだろうか、しかし色が違う。
とりあえず、イラっとしたから石を投げてみる。
ドカカカッ
うわぉ…以心伝心?多方向から同時に石が飛んだよ、しかも全部直撃かよ。
「おいおい、自称最強さんよ、最強なら避けれるんじゃないのか?」
そうだよな、でもオッサン。防具つけてない頭に石が当たって泣きかけてる奴に言ってやるなよ。
「さ、最強だからお前達が投げる石程度は避けるまでもなかったんだよっ!」
泣きかけてる奴が何言ってやがる。
とりあえず、もう一回石投げてこっち向かせるか。
隣の奴がナイフを用意してるから。気持ちはわかるけどさ、あいつ死んじゃうよ?
って事で再び石を投げる、今度は泣かないよう弱めに。
優しいな、俺。
ガッ
よし、狙い通り頭に…当らず偶然振り向いた顔に直撃。
てか、何故に頭狙ったんだろ、鎧つけてる胴体狙えばよかったのに。
ちょっとSかもな、俺。
でもこっち向いたし、隣の奴のナイフに気付いて平謝りして許してもらってるし、まぁいいか。
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