自分は

8/13
前へ
/19ページ
次へ
自分自身を信じることができない自分     そんな状態で人を信じることなどできるはずもない       そんな時、ある人から電話がかかってきた   大丈夫か? 誰にだってそういう時はあるさ 今はその状況の自分が何をしたいのか、どう変わらなくちゃいけないか、じゃないか? 困った時は連絡しな おれはお前のこと親友だと思ってるんだからな       救われた気がする   こんなおれをそう思ってくれている人がいる   心の中に一筋の光が見えた気がする     そう思ってくれている人がいるのに、こんな自分でいいのか そんなはずがない。   このままの自分でいては恩を仇で返すようなものだ   そんなことはしたくない おれを『親友』と言ってくれた人のためにも、自分のためにも、今変わらなきゃいけないんじゃないか     変わるってどういうことか今もいまいちわからない   ただこれだけは言える 心の殻、闇の中から一歩踏み出せば誰だって変われるんじゃないか 人を大切に思う心があれば、また立ち上がって一歩ずつ進めるんじゃないか     人を思うことはとても大変だと思う 一人でそれを抱え込めばどうしようもなく辛いだろう   でも、信じあえる人がいれば辛いことも少しは減るんじゃないか   今私は変わり始めようとしている   親友のおかげで、また進みだせる     こんな弱い私を支えてくれた親友を、私心から感謝と誇りに思う
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加