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兼は学校から自宅へ帰宅していた
両親は離婚し
毎日食事や生活費、学費は全て自分でなんとかしてきた
ガチャガチャ
「ただいまぁ……って誰もいるわけないか…ははっ」
苦笑いしながら
部屋の明かりをつけ
制服をハンガーにかけていた
「ガチャン!!!」
静かな部屋に急に台所の方から何かが倒れたような物音が聞こえた
急いで台所へ向かい確かめて見ると一人の美少女が涙を流して
ちょこんと座っていた
「お…おい!!お前誰だ!!?どこから入って…」
我を忘れ美少女に話しかけた
「あ…あのぉ…ゴメンナサイッ!!私…私…異次元の人形専門店の鏡から急にわけわからないこの場所に引き込まれたみたいで…」
美少女は涙目で懸命に説明してきた
「は…お前頭大丈夫か?」
戸惑いながら美少女の腕をつかみ追い出そうとした
「痛いっ…痛いです…そんなキツく引っ張ったら千切れちゃぅぅ」
「あ…ゴメン…引っ張りすぎた…」
美少女に乱暴してしまいついつい罪悪感を感じてしまい話を一応信じてみることにした
「仕方ない…親とか居ないし、もう遅くて危ないから帰れるようになるまで居ていいから…迷惑かけないんなら」
そういうと兼は自分のベッドに座って溜め息をついた
その瞬間
「ありがとう…ございます…ぅう」
謎の美少女は兼に抱き付いた
「ちょ…ぉい!!////」
味わったことのない感覚に抵抗できなく
また美少女の笑顔にドキっとし
兼は自分がわからなくなっていた
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