第一話

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暗い。とても暗い。 何も見えない。 体の感覚がない。 痛みはまったく感じない。 ………私は死んだのだろうか。 ………わからない。 考えていると一筋の光が見えた。 ……もうどうでもいい。 光が二筋、三筋と増えていく。 その光が私を照らし、包み込んだ。 その時、私の体に何か触れた様な感覚があった。 体は動かないが感覚だけはあるみたいだ。 …な… ………け…… 何か聞こえ様な気がした。 いや聞こえた。 その瞬間………!
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