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黒森「何で知ってんの?寄ってきたの?」
葵「えっ…ん…まぁ…その……用があって」
橋口「ん?大地なにそれ?」
橋口は大地が手にしていた紙袋に目がいった
大地「あいつが渡して帰った」
橋口「なになに?もしかして告白とか?」
橋口は面白そうに笑っていた。
黒森も大地もつられて笑っていたが葵には笑えないでいた。
人事には思えないからである。
もし自分も好きな人にこのように笑われていたらと思うと胸が痛んだ
黒森「あけて見ろよ」
大地「あぁ」
大地が開けようとした時…葵はとっさに大地の手から紙袋を奪った
三人は驚いていた
葵「真剣な気持ちを笑わないで!これは大地君1人でみてあげてお願い」
葵は紙袋をもつ手が震えていた
黒森「ごめん」
黒森は葵の様子に気づき謝った
大地「わかった1人でみるよ。それより1人で帰れるか?」
葵「ありがとう平気。道覚えてきたからじゃーね」
葵は紙袋を大地に渡し戻すと道路脇に止めておいた自転車に乗ってその場を去っていった
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