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この時の私には健哉しか目に入っていなく…同じクラスの男子の顔も名前も覚えていなかった。
放課後になって、玲が私の所に来た。
帰る支度をして、ランドセルを背中に背負うと下の下駄箱まで歩く。
下駄箱につくと数人の男子生徒がいた。その中の1人が、私達に気づき声をかけてきた。
玲は楽しそうにその輪の中へと溶け込んでいった。
私は1人無言で立っていた。するとだれかが私の肩をたたいた。振り返ると健哉と大地がいた。
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