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相手の緊張が伝わってくる。
それを少しでも和らげるために、またキスをする。
反応を見て、キスをしたまま服の中へ手を入れた。
すると小さく吐息が漏れて、ピクリと身体が動いた。
ゆっくりゆっくり、次の行動を進めていく。
唇を離し、今度はズボンに手をかけた。
その時、剛は俺の肩を掴んできた。
「…剛？」
「…來斗さん…俺…俺…」
顔色が変わって、震えている。
「……」
やっぱり怖いか…。
安心させるために、おでこに優しくキスをした。
「大丈夫。最後まではしないから」
傷つけたいわけじゃない。
怖がらないで、ただ今は、お前に触れていたいんだ。
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