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「…あっ」
触れるたびに声が漏れる。
その声が俺の理性を奪っていく。
しかし剛は口元を押さえて我慢しようとする。
「剛」
名前を呼び、押さえる手を掴む。
「声出せよ」
「だって……あっ」
胸の突起を軽く舐めただけで、身体を反応させ声を漏らした。
強がっても身体は正直だな。
「感度いいくせに我慢すんなよ」
「…!」
剛の顔が真っ赤になる。
俺は笑って、
「お前の声が聞きたいんだ」
そう耳元で囁いた。
そのまま舌を這わせると、彼は全身を震わせた。
「へぇ……耳も弱いのか」
また一つ発見出来たことが嬉しくて、そこを攻めるとギュッと服を掴んできた。
「やっ…來斗さ」
「ヤじゃないだろ?」
「あっ…ん」
「素直になれよ」
唇を重ね、舌を絡ませる。
熱くて、熱に浮かされたみたいに、頭がぼうっとして、
初めての感覚にめまいがした。
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