繋がり

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彼の声、息遣い、表情、匂い、全てに興奮する。 それでも、ギリギリのところで理性を保ち、出来る限り優しく触れていった。 「いっ…あっ」 指を入れると顔を歪めた。 かなり慣らさないと、やっぱり狭いな。 「アッ!」 あるところで、剛の身体がびくんと跳ねた。 「ココか」 「あ、やっ來斗さんっ…!」 集中的にそこを攻め立てると、剛はぎゅぅっとしがみついてきた。 「………」 これはヤバいな…。 感じてくれるのは嬉しいし、ちゃんと慣らさないとって思うんだけど…。 「ごめん、剛…」 「え?」 指を引き抜き、ゆっくり、でも確実に挿入し始めた。 「うぁ…ッ」 痛みに耐える姿を見ると、正直罪悪感があるけれど、もう俺が耐えられなかった。 「息吐いて、力抜いて」 「んっ…はぁ…っ」 「そう。…動くぞ」 「え、待っ…あっ!」 どうしてもっと優しくしてやれないんだ。もっと余裕があれば良かったのに。こいつ相手だと自制心を失ってしまうみたいだ。 「剛…っ」 何度も何度も名前を呼んだ。 「あっ、來斗さん…!」 心の中で、何度も好きだと繰り返しながら…。  
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