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やっと剛と繋がることが出来て、今までに感じたことのない幸福感に包まれた。
腕の中に収まる愛しい恋人。
この温もりに安心する。
「スー……」
事が終わって、眠りについた剛。
試合で疲れてるのに、無理させたかな。
身体を拭いてあげている間も起きなかった。
「………アホ面」
ほっぺを人差し指でつつきながら呟く。
…何だか胸が苦しい。
きゅうっと締め付けられる感覚。
多分これはきっと、幸せだからだ。
両思いになって、満たされた心がそうさせるんだ。
「………」
つーか…こういう甘ったるい空気とか、俺のキャラじゃないんだけど。
あー何か色々ヤバいよな…。
いや、きっと剛のほんわかした雰囲気のせいだ。
……てことにしておこう。
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