始業式

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「というわけで俺ら4人ともBクラスだ。」 幸彦を連れてきて、幸彦に名簿を見せつける。 俺ら全員の名前を確認した幸彦は… 「へ………………?」 開いた口が塞がらないらしい。 あまりにもポカーンとしてるので何か放り込んでみたくなったな… 何か無いかな… ぉ、飴発見。 ポイっとな。 「………っ!げほぉっくぉっかふごふぃおは!!」 ナイスリアクションだ幸彦。 そして意味不明だ。 飴を喉に詰まらせたらしい幸彦は盛大にムセている。 「ごほっがっごっ!…あ、あーー!あ、オジーチャンこんにち…ぼごはっ!」 オジーチャンは亡くなってるんじゃなかったか? 「……………………ハッ」 どうやら正気に戻ったらしい。 「殺す気かっ」 勿論と答えたくなるのは一応抑える。 「悪い、余りにあほづらしてたんでついな。」 「三途の川の向こうで死んだじいちゃんが手招きしてたぞっ!」 老若男女問わず人気あるのなコイツ。 「三途の川の渡し賃無くて追い返されたけどな。」 そりゃよかったな… 「朝から何騒いでるんだ?我が同志達よ。」 「…おはようございます…」 ようやく全員揃ったらしい。 「よう、望…と変態一名。」 「いーっす。」 俺と幸彦は後ろの人物に朝の挨拶を交わす。 そこには今日の発案者である望月文弥と、悪友の最後の一人、片倉望がいた。
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