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「さて、今日集まってもらったのは他でもない、かの有名な教頭のヅラ疑惑に真実の光を当てる事だ。」
文弥が黒板を背に堂々と言う。
残りの俺を含む3人は、各自分の席に着いて文弥の説明を聞く。
「そして、この作戦にあたっては次のように班を分ける。」
文弥はそういって黒板に文字を書きはじめた。
真実の瞳 班
望月文弥、本多真
大脱走 班
宮川幸彦、片倉望
黒板にはそう書かれた。
別に口で言えばいいものを…
つか班の名前にネーミングセンスのカケラも感じられねぇ…
「まずは真実の瞳班、これは俺と真の2人だ。今日の始業式では、式の最後に校長の代理として教頭が挨拶をすることになっている。つまり、そこを狙って偽物の髪を奪取する。具体的には後ほど説明しよう。」
要は実行班ってことか。
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