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菜古
「どうして梢は人間なの?」
(泣きながら呟く)
歩由
「さあ~、それを言ったら私だってそうなっちゃうんだけどね―」
(苦笑しながら返答する)
菜古
「どうして梢は人間なの?どうして歩由は菜古と話せるのにどうして梢とは話せないのっ!?」
(疑問が重なって泣き叫ぶ)
歩由
「菜古が化け狸みたいに化けれてたら良かったけどね。菜古が猫のままでいる限り無理だよ……梢にその気持ちは……」
(菜古を覗きこんで見る)
菜古
「歩由とはお話し出来て、歩由は菜古の友達で!どうして梢は……梢は……気づいてくれないの?」
歩由(M)
「猫の瞳から涙が落ちていくのってなんだか不思議だなぁ」
菜古
「こんなに大好きなのに!こんなに好きって言ってるのに!」
歩由(M)
「梢には鳴き声にしか聞こえてないんだよねぇ」
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