・・―猫の叶わぬ想い―・・

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菜古 「菜古がこんなに大好きだって言って近くに行くと、梢はどんどん離れてく!」 (前足で顔をかすめながら) 歩由(M) 「梢が菜古に言う「可愛い」や「好き」は軽い言葉で、菜古の気持ちの好きと違う事を知ってるから言うんだよね。慰めにくいよ」 (頭の中でグルグルと) 菜古 「最近菜古のこと撫でないし!声すらかけてくれないし!そんなに知佳が良いの!?」 (わけも解らず叫んでる) 歩由 「え……?知佳……?」 (びっくりして菜古を見る) 菜古 「うん、知佳。最近毎日家に来るんだよ!菜古の相手もしてほしい!」 (泣いている) 歩由(M) 「知佳って、2年の大鳥知佳だよね?そう言えば、依花が言ってたっけ……?『南梢と大鳥知佳が付き合ってるって噂がある』って。毎日家に来てるなら付き合ってる?ってゆーか」 (ハッとしたり悩んだり感情が変わる) 歩由 「ってゆーか、失恋?」 菜古 「歩由が?」 歩由 「なっ!違うよ!」 (全力否定) 歩由(M) 「梢、か。どうして菜古は飼い主として好きじゃなくて、恋をしちゃったんだろう。絶対叶うわけないのに」 (諦めた声)
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