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顔を見つめていたらなんだか恥ずかしくなり目をそらす…というのを繰り返していると、空葉が目を覚ました。
「うわっ!?ごめん、ベッド使っちゃってたみたいだね…」
「いえ、それは別にいいんですが…大丈夫ですか?」
「大丈夫だよ!ありがとね、赤城ちゃん!」
「あうっ…そのっ…恋って呼んでくださいませんか?」
恋は真っ赤になりながら空葉の服を掴んだ。
「え?うん…じゃあ…ありがとね、恋ちゃん!」
「はいっ!大森さん!…それより私こそ助けていただいて…」
「ストップ!僕だけ名前を呼ぶのは…不公平じゃない?」
「あうっ…その…」
恋は下をむいて黙り込んでしまった。これを空葉は勘違いして…
「あ…名前忘れたかな?僕は空…」
「違います!空葉さんの名前を忘れたりっ…!」
「よしっ、呼んでくれたね!」
「あ…あうぅ…」
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