‐恋‐ 

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急に 胸が苦しくなった   うまく 息が出来ない   その場にしゃがみ込む   『どうした‥』   「ちょ… ちょっと」 「はしゃぎ過ぎちゃった…かな‥」 苦しそうに 話すと   『おい!? 大丈夫か?!』 彼が 駆け寄って来て 抱き抱えた   「はぁ‥ はぁ‥ うん 大‥丈夫 薬‥ 飲めば‥ 落ち着く‥から‥」 付けていた ネックレスを取って 薬を出そうとするけど なかなか 出せなかった   それを見ていた 彼は 『これか!?』 ネックレスから薬を出し 飲ませてくれた   「ゴクン‥」   「はぁ‥ はぁ‥」   「ありがとう 少し 休めば 大丈夫だから‥」 私は そう言うと 目を閉じた   その間 彼はずっと 私を 抱き抱えたままだった   彼の腕の中は 暖かくて 心地よかった     しばらくして 目が覚めた
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