運命的な出会い

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〈んで、どうしたの?〉                                  カノンははっとした。                    怒りのあまり、本来の目的を忘れていた。                                         「えっと…アレよ。また行くことにしたの」                         〈また街に?〉                                      カノンはにんまりと笑った。                                               「いいえ、城に行くのよ」                                  〈はぁ?城ってあの…?〉                  「ええ」                           相手はかなり驚いているようだ。                              カノンは声のトーンを上げて言った。                                           「だから今日は帰ってくるのが遅くなると思うの」                      〈はぁ…あんたって子はもう……どうせ止めても無駄でしょ?〉                               「もちろん!」                        〈わかった。魔法は程々にね〉                                              「うん。じゃあね、お姉ちゃん」                姉から魔法の使用許可をもらい、カノンは城に向かった。                                  .
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